3.家を建てる賢いタイミング
家は建てる時期によって
その総額が大きく変わります。
建てる時期を先延ばしにすれば、
その分だけ自己資金を増やすことが出来ます。
しかし!
その間に金利が変わる可能性があります。
今すぐ建てる場合
と
3年後に建てる場合
では

シミュレーション
してみましょう!
Aさん家族の場合
住宅購入を検討しているが
自己資金が少ないため、
3年後にしようかと迷っている。

現 在 は
- 家賃が月7万円の賃貸住まい
- 総額3000万円で検討
- 自己資金は100万
住宅ローンは
- 35年間の固定金利で検討
(現在の金利は2%とする)
さて、Aさん家族は3年後に
マイホームを購入することを目標に
年間いくら貯金できると思いますか?

例えば
年間貯金額を50万円としましょう。
すると、3年間で
150万円貯めることが出来ます。

つまり、
現在の自己資金100万円と合わせた
250万円が自己資金となります。
次に 借 入 金 額 です。
今すぐ建てる場合
3,000万円ー100万円(自己資金)
=2,900万円
3年後に建てる場合
3000万円ー250万円(自己資金)
=2,750万円
になります。

これを現在の金利2.0%で計算すると、
今すぐ建てる場合
月々の返済額が99,379円
総支払額が41,739,180円
になります。

3年後に建てる場合
低金利時代と言われている現在
金利は底をついていると考えられます。
今後、金利が上昇する可能性も十分あります。
仮に1%だけ
金利が上がっていると
仮定します

すると金利は3.0%ということになります。
月々の返済額が109,682円
総支払額が47,566,440円
になります。

この時点で

これだけではありません!!
今すぐ建てた場合は
打ち合わせから着工、
お引き渡しまで
だいたい半年以上は
かかりますので、
半年分の家賃がかかります。


ローンの総額に家賃分を足すと…
41,739,180円
+ 420,000円
= 42,159,180円
が、家賃まで含めた総予算額になります。
3年後に建てた場合、
家を建てるまでの3年間
36ヶ月
打ち合わせから引き渡しまでの半年間
6ヶ月
つまり、
36ヶ月+6ヶ月=42ヶ月の家賃を
支払い続ける必要があります。


この家賃分を総予算額に加えると…
最終的な総予算が
47,566,440円 + 2,940,000円
= 50,506,440円
となります。

これが金利の怖い所です。
3年間、一生懸命働いて
自己資金を貯めたとしても
たった1%の金利上昇で
すべてが水の泡。。。
それどころか、
逆に大幅に損をしてしまうこともあるのです。
結 論
マイホームを考える際は
建てる時期が非常に重要です
ベストな時期に建てられるよう
家づくりを
進めていきましょう!!
